1994-06-07 第129回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
○菊地説明員 私ども、国立公園につきましては、順次おおむね五年ごとに実はその状況を見直しまして、地域の皆様方と御相談をした上で適切な保護計画と利用計画を立案するということを順次いたしております。 富士山地域につきましては、実は昭和十一年に指定をされまして、その後現在まで、その都度微調整は行っておりますが、全体的な再検討と申しますか、調整をまだ経ておりません。
○菊地説明員 私ども、国立公園につきましては、順次おおむね五年ごとに実はその状況を見直しまして、地域の皆様方と御相談をした上で適切な保護計画と利用計画を立案するということを順次いたしております。 富士山地域につきましては、実は昭和十一年に指定をされまして、その後現在まで、その都度微調整は行っておりますが、全体的な再検討と申しますか、調整をまだ経ておりません。
この指定は、これからの作業でございますので、今後先生のおっしゃったような公有地化の対応をしていくということになるわけでございますが、私ども、国立公園や国定公園、鳥獣保護区などについては民有地の買い上げ制度という制度を持っております。
ただ、基本方針と比べれば基本構想はかなり具体的ではございますが、もう一つだけ追加させていただきたいことは、今も申しましたように、基本構想といえども国立公園の中のどこに何ヘクタールの建物を建てるということが決まっていない場合が多うございます。
それから、これは先生のおっしゃる構想とは意味が違うかもしれませんが、実は林野庁からいろいろな意味で人事交流あるいは人事異動もいただきまして、いろいろな部門からでございますが、現在までに林野庁関係者で十数名の方が私ども国立公園の管理事務所の充実のためにもおいでいただいているという事実もございます。
また、同じ西表島の中でも自然環境保全地域ということで崎山湾というところがこれはいわば人手を加えないという保全地域をつくっておるわけでございまして、私ども国立公園行政あるいは自然保護行政を預かる立場からは、沖縄におけるサンゴのすばらしさについてはそれなりの対応をしてきたつもりでおるわけでございます。
そしてまた、私ども国立公園というと大変広域であって、そして特に景勝がすばらしいあるいは自然が大変恵まれた状況にあると思っておるわけでありますが、そうすると、国立公園があるほかに国定公園がある、また都道府県が所管する公園がある、しかもこれが環境庁あるいは建設省さらに場合によっては農水省、さまざまにまたがっておりまして大変わかりにくいといいましょうか、感じがいたします。
○正田政府委員 御地元の神戸市のロックガーデンについて、御懸念を煩わしまして恐縮に存じておりますが、御案内のように当地が瀬戸内海国立公園ということになっておりまして、私ども国立公園、国定公園について予算をもって施設整備を行っておりますが、特に昨年から、昨今の諸情勢とか、戦後三十年たっておりますので、施設整備の基本方針というものの重点をいろいろ考えておりますが、特に過剰利用というものを避ける問題、さらに
私ども国立公園の地種区分をいたしますときには、特別保護地域を中核といたしまして、その周りを特別地域にし、さらにそれをガードする形で普通地域があるわけでございますが、屋久島の場合は全島面積約五万ヘクタール、その三分の一程度の一万七千ヘクタールを国立公園に指定いたしまして、さらにその中の三分の一を特別保護地区にしているわけでございます。
四十一年当時におきまして、この地域は特別地域も含めましてほとんどが普通地域でございますが、これの百十七ヘクタールといったような非常に大きな埋め立てが国立公園地域内に行なわれているということでございまして、今日の状態におきましては、私ども国立公園内においてこのような大きな埋め立て工事というものは容易に認めるということはない。
特に都道府県立公園の場合には、これは都道府県の条例に基づきまして、都道府県知事の権限としてこれを認めるかどうかということになっておるわけでございますから、法律的にこれをどうこうするということはできないわけでございますが、指導方針といたしましては、私ども国立公園の中においては原則として認めない、そういう方針で強くやっておりますので、各都道府県に対しましてもそれに準じてやってもらいたいということを指導をしてまいる
はたして解除に値するだけの申し込みかどうか、そういうことを考え、私個人としてはできるだけ日本の寸土といえども、国立公園とか国定公園に指定してあるところは、できるだけそのままりっぱに残したいという感じはいたします。しかし、やはり国全体のバランスのある開発とか国民のしあわせということがあるならば、それをやるなら考えなければなりません。
○首尾木説明員 私ども国立公園内の自然保護あるいはその利用の適正化といったようなことにつきましては、従前厚生省の国立公園部当時からできるだけのことをやってまいっておるつもりではございますけれども、しかし何ぶんにも、先生がおっしゃいましたように、国立公園二百万ヘクタールに対しまして、これを管理する事務所が全国で六カ所、いわゆるレンジャーと申します国立公園管理員が約五十名というような少数のものでございまして
近年非常に貴重な自然があるいは公害、あるいは一部の場所においては心ない登山者等のために破壊をされ、あるいはまた観光開発ということに名をかりて破壊をされ、非常に無秩序な破壊が進められておることを考えますときに、私ども国立公園行政を所管する者の一人として、こうした点での力至らざるを国民に対してはおわびを申し上げなければならないと思います。
そこで、いままで被害を受けたものはこれを復元をし、それから、これから先につきましては被害をこれ以上ふやさないように、おっしゃいますとおり許可の基準等につきましてはさらに徹底を期したいと考えておりますが、その方法の一つといたしまして、先ほど御指摘がございましたような土地の買い上げというようなことにつきまして、私ども国立公園についてございますけれども、国定公園につきましてもそういう助成の道をやりたいと思
いずれにいたしましても、シーズンになりますと公園利用者が非常に多くなるわけでございまして、管理体制の強化ということもございますけれども、やはり根本的には、利用者自身が自然を大事にするという精神を涵養することが一番大切だと思っておりまして、私ども国立公園部といたしましては、毎年夏に、自然に親しむ運動というのを一カ月間やっておりまして、これは各府県協力いたしまして、自然に親しみながら自然を大切にするという
○説明員(広瀬治郎君) この職員の点につきましても、ただいま先生御指摘のとおりでございまして、私ども国立公園行政に携わっておる者としては、これだけのわずかの人数でこの広い国立公園の管理を十分にするということは、とうてい不可能でございます。
特に最近いろいろな問題がございまして日本から自然が失われつつある現状でございまして、私ども国立公園行政を担当するものの立場といたしましては、できるだけこういう自然を残したいということを念願しておるわけでございます。こういうところに射爆場ができますと自然の景観が破壊され、また騒音あるいはただいま問題になっております誤爆等の問題がございまして、利用者にも非常に支障があることは明らかでございます。
ただ、いま申しましたように、自然公園法の法律にはそれぞれ規制の限度がございますし、 〔理事任田新治君退席、委員長着席〕 私ども国立公園部といたしましての行政指導も限度がございますので、それぞれの問題につきましてはそれぞれを規制する法律がございますし、それぞれの所管庁がございますので、そういう関係のところとも相協力して万全を期していきたいと、そういうふうに考えております。
それから自然保護につきましては、後ほど厚生省からもお話があると思いますが、私ども国立公園あるいは国定公園の中につきましては、厚生省のほうで十分そういった意味を配慮していただけると思いますけれども、その他の点につきましても、いろいろな観点から、そういったことは世論になっておりますので、私どもおりに触れそういったことを十分に配慮するように、行政指導あるいは誘導をしてまいりたいというふうに考えております。
この計画につきまして、私ども国立公園の立場といたしますれば、自然公園法上の問題でございますが、主眼点は、風致維持上どのような支障があるかという点が、私ども第一の観点でございます。
私ども国立公園あたりへ行きましていろいろ話を聞いたりしてみますと、建物にいろいろ、風致を害することはいかぬから建物の形だとか高さだとかいうようなものを制限したり、なかなかやかましく規制をしておられるようであります。
特に私ども国立公園等を管理している者といたしまして、自然的なすぐれた景観というものは、現在の世代の日本人のすぐれた財産であるばかりではなく、将来子々孫々にわたってこれを保持していかなければならないものでございます。またこれは一度破壊をいたしますと二度と再現のできないものであるということを私ども痛感をいたしておるのであります。